京急ファミリー鉄道フェスタ2002



6月2日(日)、そういえば、京急2100系ってまだ乗ったことないんだよな。ちょうど、京急ファミリー鉄道フェスタ2002という催しが久里浜工場でやってるということで、大学時代の友人達と行ってみることにした。よく調べてみれば、普段は乗ることができない、久里浜駅から久里浜工場までの回送線に臨時の送迎電車も運転されるらしい。どうせならということで、その時間に合わせて、品川9時7分発の快速特急に乗る。久しぶりに乗る快速特急、しかも2100系、ドイツ、シーメンス製の制御装置特有のドレミ音も軽やかに心躍らせての出発になった。料金不要でここまで快適なクロスシートは首都圏では唯一京急だけ。やはり、競合路線があるところは違うよね。途中、東海道線との併走区間では、噂通り、踊り子とのデッドヒートが繰り広げられ、見事京急に軍配があがる。伊達に120km/hの運転はしていない。しかし、京急は120km/h運転を行う傍ら、元を正せば路面電車あがり、品川を出て直後と横浜を出た直後の線形の悪さは天下一品!身をくねらせながら、街中の急曲線を進んでいく。
一方、車内はといえば、蒲田、川崎と停車するごとに混雑しだし、とうとう横浜ではもうこれ以上乗れないというほど、乗ってきた。皆、子供連れのお客ばかりなのがちょっと気になる。もしかし、自分達と目的地が一緒だったりする?まさか、たかが電車の工場開放にここまで集まるわけがない。とも思ったりもしてたのたが、予感は見事、悪い方に的中した。


臨時列車
品川から乗ってきた2100系快速特急はトップナンバー 10時7分発の臨時久里浜工場行 行先は回送
写真からもお分かりかと思うが、超満員でとても乗ることはできない。
10時33分発の臨時は1000系
しかし、所要時間はなんと30分以上もかかった。
歩いてきたほうがどれだけ早かったことか... (久里浜工場)
これが2両分しかないホーム。

京急久里浜に到着して思わずのけぞった。ホームから人が溢れてるじゃないですか。本来なら1本目の10時7分発の臨時の久里浜工場行に乗れるはずなのですが、平日の朝の通勤ラッシュ以上の混み方で乗車は断念。おとなしく、10時33分発の2番目の臨時を待つことにした。幸い、前の方に並ぶことができたので、乗ること自体は出来そうだが、あとから、どんどん到着する列車からは次から次へと久里浜工場のフェスタを目指した乗客が降りてくる。今度の臨時電車は旧1000系。ま、ここで、古参の1000系に乗るのも悪くないな、なんて呑気なことをこのときはまだ思うだけの余裕があった。ま、混んでても、どうせ、すぐだし。とも思ってた。かくして、めちゃ混みの臨時電車はそろりそろりと久里浜工場へ向けて出発した。ところが、一旦、留置線に引き上げて、そこから、スイッチバックで、工場に到着するのだが、留置線に入ったはいいがなかなか動かない。車掌は「前の臨時電車がまだ入っているため、もうしばらくお待ちください」を繰り返すばかり...。すでに6月に入り、日差しもかなり強い中、冷房をガンガンにかけているのは分かるが、超満員では効くわけもなく、車内 はかなり蒸した状態。それにもまして、朝の通勤電車と違い、子供連れが多数を占め、あちらこちらから、この状況に耐えかねて、子供の泣き声が聞こえ出す。その泣き声が余計にイライラを助長させる。そりゃあ、こっちだって、普段絶対乗ることができない、車庫までの回送線に乗れるってことだし、混んでるの承知で乗ったけど、まさか、ここで、30分近くも止まるとは思わなかったよ。しかも、車内放送をよく聞けば、ホームの有効長から久里浜方の2両しかドアが開かないというではないか。幸い、先頭車に乗ってたので、自分達の日頃の行いを褒め称えた。これで、なおかつ、降りるのに時間がかかったら、本当にキレちゃうよ...(笑)ということで、なんか、久里浜工場に到着するもすでにへとへとに。工場の中もどこもみな、長蛇の列。これだけの行列は科学万博以来って感じ。せっかくの工場見学もこうなるとほぼ惰性。写真も撮っても絶対、人が入ってしまうし、そのうち、もうどうでもよくなってきて。


久里浜工場
1500系更新工事の真っ最中の棟とその前を見学する人の行列。 京急バーミリオン1色の1500系。雰囲気が違って見えます。
ガラス、灯具類が全て外されてます。
しかし、右上に比べて白帯があるだけで、京急っぽくなるものです。
こちらは白一色の1500系。ぱっと見では何系だかわかりません。
工場内部の様子 主電動機つまり電車の心臓部にあたるモーターです。
これが電車を支える車輪です。 パンタグラフ 架線がないとここまで縦に伸びます。
集中型クーラー 今や古参の700系
こちらが急1000系 そしてこっちが新1000系 どっちがかっこいいですか?(笑)

車両撮影コーナーでは、計6本がとまってたのだが、ここもすごい人。まあそれは仕方ないとして、残念だったのが、6本を1度に撮影できるポイントがないこと。最高でもトップの写真のように5本が限界でした。横にはだいぶスペースがあったので、そこまで立ち入りさせてくれれば、撮影できたと思われるだけに、ちょっと残念でした。
鉄道グッズ売場では京急のほかに、東急、小田急も出店していたが、こちらも、すごい人だかり、それに、すでに、鉄達に食い荒らされていて目ぼしいものはほとんどない状態。京急でパスネットを1枚買ったきり。昼過ぎにはついに気力、体力の限界を感じ、久里浜工場をあとにした。当然、臨時列車などには乗らずに、徒歩で、久里浜駅へと戻ったのであった。とにかく、今回は疲れました...


車両撮影会
左から1500系、2000系、600系 左から新1000系、旧1000系、700系
上の写真、正面から。 旧型のデ1型 ご覧のような人だかりでした。

編集後記
今回は予想以上の人手ということで思うような写真が撮れませんでした。ここに掲載されている写真も実は2枚撮影していて人の写っていないところをそれぞれを合成してるのもあります。デジカメって便利ですね。あと、気が付いたんですが、デジカメって赤の発色がよくないですね。この日のやけにいい天気の影響かもしれないですが、せっかくの京急レッドが綺麗にでてませんでしたので、ちょっと加工してます。参考までにオリジナルはこんな感じ。なんかやっぱ変でしょう。


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