さよなら京急700形
1967年より京浜急行で活躍してきた700形が、2005年11月28日をもって引退することになった。全盛期は84両が在籍し、普通から快速特急の運用にもつくまさにオールラウンダーであった。しかし晩年は大師線に送り込まれ本線で営業運転することもなくなっていた。最後は京浜急行発祥の地で、地元客や川崎大師の参詣客の輸送を行い、ひっそりとその任を終えることになった。京急の中では決してスター的な存在ではなく、どちらかといえば地味な存在ではあったが、京急伝統のバーミリオンに白帯という見慣れた車両だからこそ、地元利用客からの愛着もあったのかもしれない。今回はそんな700形の引退間際の様子を紹介する。
739F ヘッドマーク付 | |
京急川崎駅 | さよなら700形ヘッドマーク |
方向幕は「川崎⇔小島新田」の固定です。 | 739 側面車番 |
車内吊ポスター | 京急700形の概要紹介 今はなき初期車の懐かしい写真です。 |
車内には大師線沿線の幼稚園児・保育園児の描いた京急700形の写真が展示されていました。 | |
車内の様子。ちょうど七五三の季節で川崎大師にお参りに 行く子供とその家族も乗り合わせています。 |
740 車内車番 |
側面の様子 片開きのため大きな戸袋窓が特徴です。 | 今も残る側面の「KHK」 |
京急川崎駅 小島新田側 | 小島新田駅 |
735F | |
京急川崎駅 | 小島新田駅 |
運転台の様子 | 「735」車内車番 |
昭和45年 川崎重工製 私と同い年の車両がまた1つ逝きます。 |
京急川崎駅 小島新田側から |
側面の様子18M片開きの4ドアはその後800形にも 継承されました。ドア間の2つ窓のうち片方は戸袋窓 になってしまいます。 |
鉄道雑誌などでよく紹介されるアングルです。 左側は本線に続く短絡線。 右側には小島新田へと向かう700形です。 |
739 | 735 | 妻部の形式板 |
番外編 京急の車両 | |
1000形 小島新田 700形引退後は全列車この1000形が勤めると思われます。 |
1000形 普通浦賀行 京急川崎 この1000形もかなり車齢が高く、数をだいぶ減らしてきて いますが、今もなお、普通から快速特急まで運用をこなしています。 |
1000形 京急川崎 | 1000形 品川 |
800形 京急川崎 700形の思想を受け継ぎ4ドア片開きです。 当初は3両1ユニットですが、現在は改造され、中間運転台が 撤去された6両固定編成となりました。 |
800系 普通新逗子行 品川 主に、逗子線に運用のほとんどが普通ばかりです。 しかしデビュー当時は下の600形のような京急初の 快速特急塗装を身まとい注目を集めていました。 |
600形 特急羽田空港行 京急川崎 羽田空港行から都営乗り入れ、快速特急と3ドアながら 車内はクロスシートで2100形と人気を二分してします。 |
600形 快速特急三崎口行 品川 |
2100形 快速特急三崎口行 品川 今や花形の2100形 快速特急、ウィング号という超優等列車しか運用に入りません。 |
2100形ブルースカイトレイン 快速特急三崎口行 京急川崎 赤一色の中でまさに青一点。注目の存在です。 |
新1000形 京急川崎 左が羽田空港からの新逗子行。川崎の手前の側線で一度退避。 右側が品川方面から来た快速特急京急久里浜行。ここで 羽田空港からの列車を抜いて、京急川崎駅で後ろに併結します。 |
1500形 京急川崎 普通から快速特急まで運用をこなす京急の主力ですが、 なんとなく地味な存在で700形に相通じるものがあります。 |
乗り入れ車両アラカルト | |
この線の特徴はなんと言っても都営浅草線、京成線、北総線と乗り入れを行い、各社バラエティーに富んだ車両が走ること。 今回はその一部を紹介します。 | |
京成3400系 | 京成3700系 |
北総7000形 | 北総7300形 |
公団9000形 | 公団9100形 |
都営5300系 |
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