JR・東武直通 日光1号 開業初日レポート


2006年3月18日、世の中には信じられないことがあるものだ。かつては日光をめぐって激しく争った旧国鉄と東武。一度は東武に軍配が上がったがここ数年はマイカーブームや少子化、そして浅草というターミナルの立地の影響により乗客減にあえいでいた。そこでJRと東武の線路が接近する栗橋に接続線を新たに設けて、JRに乗り入れることで日光・鬼怒川の都心側のターミナルを新宿にし、東京西部や神奈川方面からのアクセスを良くし、日光・鬼怒川観光の活性化を図ろうというのである。ということでJR・東武ともに利害が一致し、今回の直通運転開始となった。両社ともこれには大変な力の入れようで、出発式には両社の社長を始め、栃木県知事、日光市長、栃木県選出の森山真弓衆議院議員まで出席するといった華やかなものとなった。今回は学生時代の友人が一番列車の日光1号の指定券を3日前に奇跡的にとってくれて、初日に新宿から東武日光へと辿ってみることにした。


直通運転スタート ポスター 車内吊広告 首都圏のダイヤ改正の目玉にもなっています。

新宿駅 日光1号 出発式
JR485系と出発式式場 ガードマンが立ち物々しい雰囲気です。 新宿駅5番線 日光1号出発式式場
485系 昨年までは臨時特急あいづに使用されていた車両が
再改造されました。
日光1号の発車案内と485系
JRながら「東武日光」の行先表示には違和感を覚えます。 新宿駅5番線に停車中の485系 日光1号一番列車
初日は各乗車口に案内が立ちました。 東武日光側先頭部 発車式のため、報道陣と警備、SP、乗客、
見物客でごった返していました。
車内から出発式の様子を見てみました。
栃木県知事、日光市長、そして栃木県選出の
森山真弓衆議院議員の姿もありました。
そして出発の時。JR東日本の大塚社長を始め御歴々に
見送られて出発です。

日光1号車内の様子
車内の様子。私の乗った1号車には森山真弓議員以下
要人もご乗車されていました。
クハ481−1017 でも所詮は485です。
日光・鬼怒川 直通運転開始記念弁当 1000円
車販で売りに来ましたので早速買ってしまいました。
NRE製の幕の内弁当ですが、祝羊羹に、紅白の赤飯と
祝膳に仕上げられています。
そして栗橋に到着。今回、このために新設された
JRから東武の接続線を渡ります。

この区間デッドセクションがあるためこの先で一瞬車内の電気が
消えます。
東武の乗務員が出迎えます。
JRと東武の運転士の引継ぎ。 JRの乗務員が見送ります。
栃木に到着。横断幕で出迎えます。 終点東武日光に到着しました。

東武日光駅 日光1号到着式
今回のキャラクターにもなっている霊獣 息と象が出迎えます。 東武日光に到着した日光1号
三角屋根がシンボルの東武日光駅 日光1号 到着式 東武鉄道根津社長の挨拶
東武日光でも栃木県知事、日光市長、今市市長、
森山真弓衆議院議員が列席されています。
地元小学生の吹奏楽
くす球割です。 今、割れました!
しばし撮影タイムとなりました。 駅前には山車が出ていました。

けごん10号
日光で何をするでもなく9時53分発けごん10号で
折り返します。鉄とはそういうもんです。(笑)
けごん 側面方向幕
スペーシア100系 1991年にブルーリボン賞を受賞しています。 下今市に停車中

宇都宮線と5000系
けごん10号を栃木で降りて宇都宮線に乗り換えます。
スペーシアから吊り掛けの5000系 
このギャップもまた楽しです。(笑)
今はなきアルナ工機製ですがもっと注目すべきはその左側の
旧クハ825 昭和32年日本車両の表記です。

下回りは50年近くたっていることになります。
モハ5257 常備特急券を買うために壬生で降ります。

きぬがわ4号
そして栃木からはきぬがわ4号で新宿へ戻ります。 特急きぬがわ 新宿 側面方向幕
下今市で今は珍しくなった駅弁の立ち売りから買い求めた
地鶏弁当
中身は山菜おこわ、地鶏、金糸玉子、日光名産の湯葉です。
帰りも栗橋で今度は東武からJRに入ります。 大宮駅の特急 きぬがわ4号の発車案内

きぬがわ5号
新宿駅 きぬがわ5号 鬼怒川温泉行の発車案内 きぬがわ4号の折り返しがきぬがわ5号になります。
特急 きぬがわ 鬼怒川温泉 側面方向幕 埼京線205系との並び

乗車券 その他
日光1号 一番列車で貰ったグッズの数々。
地酒、お菓子、ピンバッチ、クリアホルダなどなど
スペースの関係でここで紹介しておきます。
今回の485系ですが、出入口のステップは
ご覧のように埋められています。
直通運転一番列車「日光1号」記念乗車証
記念乗車証の裏面 ダイヤグラムになっています。 注目は日光1号は東武日光到着後、
下今市経由で鬼怒川温泉まで回送されることです。この回送列車に乗ってみたい...(笑)
片道なら JR・東武 日光・鬼怒川片道きっぷがお得です。
通常3900円のところが3300円になります。
日光1号 一番列車の指定券です。
これが壬生駅発行の今回のためにわざわざ作られた特急常備券です。マニア垂涎の切符らしいです。

以下は3月26日のものです。

スペーシアきぬがわ7号
日光号、きぬがわ号、スペーシアきぬがわ号は
新宿駅3番線から発車です。
スペーシアきぬがわ7号 発車案内
新宿駅にスペーシア登場です。 ヘッドマークシールが貼られています。
埼京線205系と並ぶスペーシア。なんとも奇妙な風景である。 側面にはPREMIUM JAPAN 日光・鬼怒川のロゴが
添付されています。
霊獣 息と象のステッカーも貼られています。 特急 スペーシアきぬがわ 鬼怒川温泉 側面方向幕
SPACIAロゴ 側面方向幕と息・象のステッカー
最後にもう1枚 鬼怒川温泉側から まもなく出発です。

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