ぽっぽの丘 訪問記


 2012年5月9日かねてより行きたいと思っていたぽっぽの丘に会社の先輩に車を出してもらって行ってきた。2011年に5月にオープンした千葉県いすみ市にオープンしたぽっぽの丘。ここは鶏卵牧場として生みたての卵の販売を行っているところなのだが、なんといっても、その特徴は社長の趣味で、各地の古い鉄道車両を集めてその車両を販売所として活用しているところである。当初は万葉線、いすみ鉄道、北陸鉄道の3両でオープンしたのだが、車両の増備が続きオープンから1年足らずで10両にその数も増え、さながら、ミニ鉄道博物館といった感じだ。農産物の直売所なので入場は無料。車内では、卵の他、地元千葉の農産物や特産品、いすみ鉄道などのオリジナル鉄道グッズの販売も行っている。卵は生みたて新鮮なものが10個200円からとスーパーと同等な価格で売っているので、入場料代わりにお土産として買ってくることもお勧めである。なんといっても、この卵の売上で車両の購入がなされているわけで、鉄道ファンなら是非とも協力していきたいものである。広大なスペースがあるため、もしかしたら、今後も車両が増えていくかもしれない。
 ぽっぽの丘訪問後、車で10分程のところにある養護学校いすみ学園に保存されている東急3000系を見学、さらにいすみ鉄道の大多喜駅でキハ52を見て、久留里線小櫃駅近くの公民館に保存されているSL C12を訪問。房総地区の知られざる鉄道スポットを回ってきた。


万葉線 デ7051
旧加越能鉄道の塗装になっています。 この塗装が見られるのは、この保存車だけですので貴重な存在です。
逆エンド側 側面の様子
正面 車番
車内はたまごの販売に使用されています。 10個200円〜です。

いすみ鉄道 いすみ204
1988年製 当初はいすみ100形でしたが、ロングシートに改造後
いすみ200形になりました。
側面
車番 車内は鉄道グッズなどの販売に利用されています。

北陸鉄道 モハ3752
3750形 長らく北陸鉄道鶴来駅に留置されていたものが、
ここにやってきました。
両側が車両に挟まれて正面からの写真が撮れないのが残念です。
車番 車内は千葉県の名産品販売に使用されています。

銚子電鉄 デハ702
銚子電鉄 デハ702
元近江鉄道の塗装のままになっています。
側面
車番 車内は地元の手芸品の販売に使用されています。

銚子電鉄 デハ701
銚子電鉄 デハ701 こちらは銚子電鉄オリジナルの塗装です。
逆エンドの正面の窓は3枚窓になっています。 側面
車番 車内は地元名産品の販売に利用されています。
正面

貨車
移動機と4両の貨車があります。 JR貨物敦賀港駅で使用されていた移動機
ぽっぽの丘で唯一、実際に動く車両です。
側面 4両の貨車。元々は黒色のものを青と緑に塗り替えられています。
ヨ8818 車内
トイレ 側面
ヨ14157 車内
ヨ14202 車内
ヨ13959 車内

ぽっぽの丘 その他の様子
駅名標 ぽっぽの丘 全景
コンテナもおかれています。 JRFのコンテナです。
いすみ200の形の自動販売機 キハ52の形の自動販売機
マツダ キャロル


いすみ学園 東急デハ3455
東急 旧3000系が残っているのは非常に貴重です。 腐食防止のため屋根が下げられナンバーに
かかってしまってるのがちょっと残念です。
昭和59年まで池上線で活躍していた車両です。 後方の貫通ドアは埋められています。
また、床下は台車以外は取り外されています。
いすみ学園 駅名標 正面

いすみ鉄道 大多喜駅
大多喜駅 キハ52は車庫に入っていました。
急行夷隅のヘッドマークが取り付けられています。 いすみ200形との並び
いすみ200形 ムーミンのキャラクターが描かれています。

小湊鉄道
月崎駅 駅名標
月崎駅に入線してきます。 キハ200
首都圏でこのようなのどかな風景の中をツートンカラーの古い気動車が行く風景が見られるのは本当に貴重です。

久留里線小櫃駅前 小櫃公民館 C12 287
屋根はありますが、外板にはかなり傷みがあります。 正面のナンバープレートがなくなっており、ペンキ書きなのが
残念です。
側面 反対側
C12 287 ナンバープレート C12 287号機関車歴
正面 後方 右側の尾灯が破損しています。
左側も赤に塗られてしまっています。

久留里線
キハ38

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