東京都港湾局貨物線廃線跡巡り 4 (最終回)
シリーズでお送りしてまいりました東京都港湾局廃線跡巡りも最終回になりました。今回は、豊洲から東側、塩浜までを辿ってみました。場所的にシリーズ2の続きになります。
朝凪橋付近 | |
豊洲と枝川を隔てている豊洲運河にかかる朝凪橋から上流方面を 眺めると、貨物線の橋脚跡が残っています。 |
その1つを拡大してみます。橋脚の残る対岸は塩浜になります。 |
塩浜側に回ってみました。10月というのに、名残の朝顔が絡まって います。 |
ご多分に漏れず、ここも駐車場として活用されています。 |
先に進んでみます。(奥に豊洲センタービルが見えるのでお分かりか と思いますが、豊洲方面に戻っています。) |
築堤の様子 |
ここで、豊洲運河に行き着きます。 | 築堤に登ってみました。 |
一番最初にみた豊洲運河に残る橋脚跡です。 こうしてみると、豊洲側に線路が続いていた様子がよく分かります。 |
その脇にあった信号ボックスです。 |
塩浜1丁目 塩浜住宅裏付近 | |
上の駐車場、道路を挟んだ反対側です。 | 例によって、網の間からの撮影です。 |
右側は家庭菜園っぽくなっています。左側はここも駐車場になっています。 | それでは、入ってみましょう。さっそく信号ボックスが2個ありました。 |
ここには線路が残っていました。 | 少し先に進んで振り返って豊洲方面をみました。 |
ここが出口になります。黄黒の縞々に「注意」のサインが いかにも貨物線があったことを物語っています。 |
狭い道路を挟んでさらに先がありました。 |
それでは入ってみます。ここはすぐに運河につきあたります。 | ここにもレールが残っています。 |
運河を隔ててさらに続いています。 | 対岸の様子です。 |
かもめ橋付近 | |
先程の対岸に来ました。ここは、短い区間ながらも、 レールがちゃんと2本、目にみえるように残っています。 |
上の写真を反対側から見ます。 |
先ほどいた場所です、ここ鉄橋がかかっていたと思われます。 | こちら側にはこのように線路の切断面を見ることができます。 |
塩浜2丁目付近 | |
上の地点の道路を挟んだ反対側です。 現在、道路拡幅工事のため廃線跡にもショベルカーがはいっています。 |
隣にはマンションが建っており、そのマンション沿いに進んでいます。 |
このあたりはかなり広い土地になっています。 | さらに奥に進んでみます。 |
なんと、マンションの敷地からこの廃線跡に入れる出入口ありました。 | ということで早速、入ってみました。辿ってきたところを戻ってみます。 |
先ほどの工事のところです。 | ←の地点から振り返ってみます。軌道のあとは砂利になっている ことが分かります。 |
先ほどのマンションの出入口のところは木道が整備されています。 | さらに先に進みます。 |
ちょっと振り返ってみます。 セイタカアワダチソウが廃線を物語っているようです。 |
そしてここが出入口になります。ここを出ると三ツ目通りになります。 |
ここが三ツ目通りです。上には首都高速が通っています。 | ここから先もさらに続いているようです。 |
塩浜2丁目 三ツ目通り以東 | |
三ツ目通りを渡ってきました。やはり先まで続いていました。 | 早速覗いてみました。 |
どうやら、2本の築堤があるようです。これが左側。 | そしてこれが右側。 |
ここも平行して駐車場あるので、中に入ってみました。 築堤に登って、豊洲方面を振り返りました。 |
なんと築堤と築堤の間に線路が敷いてありました。 察するに、このレールが本線。両脇の築堤が引き上げ線だったと 思われます。 |
少し戻ってみます。 | 対面の築堤の方から撮影してみました。 |
それでは線路に下りてみます。このあたりはかなりよく残っています。 | もう少し戻りますが、草がかなり生えてしまっているところもあります。 |
ここらあたりで、さらに先に進んでみます。 | こちらも線路の間に低木が生えてしまっています。 |
そして、ここが終点。前には家が建ってしまっています。 | ここが←の地点を外からみています。 |
しおかぜ橋付近 | |
上の地点で終わりかと思っていたら、住宅の前に敷地があり さらに先がありました。どこまで続くんだろうか... |
それでは早速、覗いてみると... なんと、すっごいきれいに線路が残っています。というよりこれは 一見して廃線ではありませんよね。 |
もう少し近づいてみます。どうみても現役の貨物線です。 ここが現在の終点ということです。手前には油のしみがみえます。 ディーゼル機関車がここまで入っているのでしょう。 |
←の写真にみえている「しおかぜ橋」に登って眺めます。 |
さらに先を眺めます。右側には京葉線が走っています。 ちょうど武蔵野線からの直通列車がきました。 京葉線はここから地下区間にはいります。 |
貨物線の方はここから左右に別れるようです。 正面には事業用の車両も見え、まだ現役の貨物線ということが分かります。 |
番外編 | |
ここまで来ると東西線の深川車両基地がすぐそばにあります。 鉄のとってはこの地域は本当にミステリーゾーンです。(笑) |
東葉高速車が入ってました。 |
如何でしたでしょうか?晴海から塩浜に至るまでの貨物線の廃線跡を一通り紹介できたと思います。正直の感想としては、本当にこんな都心にこんな廃線跡があったなんてというところでした。しかも、10数年前に廃線になったにしてはよく残っていると思いました。ただ、豊洲付近をはじめとして、再開発の計画があります。まもなく、この廃線跡も本当になくなってしまう可能性もあります。とりあえず、今回、こうして記録に残す機会に恵まれて、本当に良かったと思います。一度この廃線跡を訊ねてみたいという方は早めの訪問をお奨めします。
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